✓ ワイシャツのアイロンのかけ方と順番を知りたい
✓ 毎回時間がかかって、正直めんどくさい
✓ 襟や袖口がうまく仕上がらない
ワイシャツのアイロンは「襟→袖口→袖→身頃」と、小さい部位から順にかけるのが正解です。この順番なら、全部かけても6分前後で終わります。
この記事では、182cmの私が2枚のシャツをストップウォッチで測った、部位別の実測タイムつきで8ステップを解説します。省略できる部位まで扱います。

順番を決めてから測ってみたら6分でした。思い込みより、ずっと短かったです!
読み終える頃には、明日の1枚を何分で仕上げられるか見通せるはずです。あなたの「アイロン面倒くさい問題」を軽くできれば嬉しいです。
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✓本職はメカエンジニア|服も“理屈”で考える
✓6年間で総額300万円を服に注ぎ込んできた
✓X・Instagramで“ちょうどいい”服選びを発信
【実測】ワイシャツのアイロンがけは何分かかる?
「アイロン=15分くらいかかる面倒な家事」と思っていませんか?
私も測るまでそう思っていました。そこで2枚のシャツで、部位ごとにストップウォッチで計測してみました。
結果、全部かけても6分前後でした。
標準シャツは「Ernie Palo」の綿100%高密度シャツ。オーバーサイズは「Graphpaper」の肩幅62cmのシャツです。
今回はこのアイロンとアイロン台を使っています。
測ってみて意外だったことがあります。いちばん時間がかかるのは、襟ではなく袖口(カフス)でした。
襟はたったの12〜14秒。逆に袖口(カフス)は左右あわせて1分半ちかくかかっています。
つまり「どこに時間がかかるか」を知っていれば、アイロンの段取りは変えられます。順番から見ていきましょう。
かける順番|小さい部位から大きい面へ
順番の原則はひとつだけ。面積の小さい部位から、大きい面へです。

- ① 襟:左右の端から中央へ
- ② 袖口(カフス)左右:内側を広げてかける
- ③ 袖 左右:袖口から肩に向かって
- ④ 前身頃(ボタン側):前立ての隙間まで
- ⑤ 後身頃(背中):いちばん広い面
- ⑥ 前身頃(ボタンホール側):目立つ側は後半に
- ⑦ 肩(ヨーク):後ろと左右の3部位に分ける
- ⑧ 身頃のつなぎ目 左右:仕上げの20秒
小さい部位を先にやる理由は、シワの寄り戻りを防ぐためです。
大きい面を先に仕上げると、あとの工程で台の上を動かすたびに、せっかくの面にシワが戻ってしまいます。
着たときに目立つボタンホール側の前身頃を、あえて後半に回すのも同じ理由です。
部位別のかけ方|写真と実測タイムつき8ステップ
ここからは、実際の手元写真と実測タイムで、部位ごとのかけ方を見ていきます。
① 襟(12〜14秒)|左右の端から中央へ

襟は立てた状態で、右端から中央へ、次に左端から中央へとかけます。
端から中央に向かうのは、余った生地を中央に逃がすため。外に向かってかけると、襟先にシワが寄ります。
時間は12〜14秒。「アイロンの顔」のわりに、じつは一瞬で終わる部位です。
② 袖口(カフス)左右(約1分半)|じつは最大の難所

意外かもしれませんが、実測でいちばん時間がかかったのがここです。左右あわせて1分20秒〜1分40秒。
ボタンや剣ボロ(袖の切れ込み部分)があって、平らに置きにくい。正直、私もいちばん苦手な部位です。
工程は3つに分けます。袖口(カフス)本体→剣ボロ→折り目の順。表の時間はこの3工程の合計です。
袖口(カフス)は開いて平らに置くのが基本。細かい部分は、アイロンの先端やうしろの尖った部分を使うとかけやすいです。
③ 袖 左右(50秒)|袖口から肩に向かって

袖は左右で50秒(片側25秒)。置き方で仕上がりが決まります。
縫い目を目印に袖を平らに置いて、袖口から肩に向かって滑らせます。生地が寄らないよう、反対の手で軽く引っ張りながらかけるときれいです。
④ 前身頃・ボタン側(40〜50秒)|前立ての隙間まで

ここから身頃です。まずボタン側から。左右ある前身頃のうち、着たとき下に隠れる側ですね。
ポイントは前立て。ボタンとボタンの隙間に、アイロンの先端を差し込むようにかけます。
ボタンの上から押し付けるのはNGです。ボタンが割れたり、生地に跡がついたりします。
⑤ 後身頃・背中(約1分20秒)|途中で1回切り返す

背中はシャツでいちばん広い面。実測でも1分10秒〜1分20秒と、袖口(カフス)に次ぐ長さでした。
幅がアイロン台より広いので、一度には乗り切りません。私は半分かけたら、シャツを持ち上げて位置をずらし、もう半分をかけています。
この「切り返し」を面倒がらないのが、結局いちばんの近道です。
⑥ 前身頃・ボタンホール側(40秒)|前立てから

最後の身頃は、着たとき上に重なるボタンホール側。いちばん目立つ場所なので、この順番まで取っておきました。
先に前立てをかけてから、大きい面を肩側から裾へ。胸ポケットがある場合は、ポケットの下から上に向かってかけるとシワが寄りにくいです。
⑦ 肩(ヨーク)(約40秒)|後ろと左右の3部位に分ける

肩(ヨーク)は、背中側の肩の切り替え部分です。私は「後ろ」と「左右の肩」の3部位に分けてかけています。
後ろの広い面は、襟を立てるとかけやすい。左右の肩は、アイロン台の先端に肩を通して、面が平らになるように置くのがコツです。
実測は3部位あわせて40秒前後(後ろ10〜13秒+肩左右30秒)でした。
⑧ 仕上げ(20秒)|前身頃と後身頃のつなぎ目 左右

最後に、見落としがちな部位をひとつ。前身頃と後身頃のつなぎ目、つまり脇の縫い目まわりです。
ここは左右あわせて20秒(片側10秒)。かけ忘れても正面からは見えませんが、腕を上げたときにチラッと見えます。
ここまでかけて、合計6分前後。仕上がりがこちらです。


今回使った2枚は、どちらもレビュー記事があります。かけ心地の背景はこちらでどうぞ。
毎回全部かけなくていい|襟だけなら15秒
ここまで8ステップを紹介しておいて何ですが、私は毎回全部かけているわけではありません。
襟しか見えない着方の日は、襟だけ15秒で足ります。
スーツでネクタイを締めてジャケットを脱がない日。私服でシャツの上にニットを重ねる日。こういう日は、見える部位だけで十分です。
逆にシャツ1枚で着る日は、8ステップ全部。この使い分けを覚えると、アイロンの負担は一気に軽くなります。
「襟だけ」時短の実例は、こちらの記事でも書いています。
大きいシャツはアイロン台からはみ出す|XLの対処法

182cm・XLサイズの私が毎回直面する問題です。大きいシャツは、アイロン台に乗り切りません。
はみ出した部分まで一気にかけようとすると、台の縁で折り目がついてシワが増えます。
対処はシンプルで、台に乗っている範囲だけをかけ、シャツを動かして次の範囲へ。後身頃で紹介した「切り返し」です。
気になるのは時間ですよね。今回、標準シャツとオーバーサイズを両方測った結果——
大きいシャツでも、差はたった41秒でした。
肩幅62cmのオーバーサイズで6分35秒。標準で5分54秒。「大きいから倍かかる」は思い込みでした。切り返しさえ覚えれば、サイズは怖くありません。
かける前の準備|温度と生地の整え方

かけ始める前に、2つだけ整えておくと仕上がりが変わります。
1つ目は温度。シャツの洗濯表示を見て、表示に合った温度に設定します。綿のシャツは高めの温度に耐えるものが多いですが、迷ったら表示の指定が優先です。
2つ目は生地の下ならし。かける前に、両手でシャツを軽く引っ張ってシワを伸ばしておきます。この一手間で、アイロンの滑りが目に見えて変わります。
かけ終わったら、すぐ畳まずにハンガーへ。熱と湿気が残ったまま畳むと、そこがそのまま折りジワになります。
私が使っている道具|コードレスアイロンとスタンド式の台
参考までに、この記事の実測で使った道具です。
アイロンは「東芝」のコードレスアイロン「美ラクル La・Coo(ラクー)TA-FV470」。コードが絡まず、切り返しの多いシャツには取り回しの良さが効きます。
台は「山崎実業」のスタンド式。立ったままかけられる高さがあり、肩(ヨーク)を通せる先端の形が使いやすいです。
「そもそもアイロンと衣類スチーマーどっちがいいの?」という方は、両方使って比較した記事をどうぞ。
よくある質問
Q. ワイシャツのアイロンがけは何分かかりますか?
A. 私の実測では、全部かけて約6分でした。シャツの位置調整をふくめても7〜8分。襟だけなら15秒です。
Q. どこからかけるのが正解ですか?
A. 襟・袖口(カフス)・袖といった小さい部位からです。大きい面を先にかけると、あとの工程でシワが戻ります。
Q. アイロンをかけてもシワが取れないときは?
A. 正直に言うと、私はあきらめます。時間がかかりすぎるからです。
スチームをたっぷりかけてからアイロンすれば伸ばせることもあります。ただ、あとからうっすら戻ってくることがあり、そこまで追うのは時間に合いません。
6分で取れないシワは「そういう生地」と割り切る。これも時短のうちだと思っています。
Q. アイロン台からはみ出す大きいシャツはどうすれば?
A. 台に乗っている範囲だけかけて、シャツを動かして次の範囲へ。この切り返し方式なら、オーバーサイズでも標準と41秒しか変わりませんでした。
まとめ|6分と分かれば、アイロンは怖くない
アイロンが面倒なのは、時間が読めないからだと思います。
「6分で終わる」と分かってからは、朝でも夜でも、気負わずかけられるようになりました。
まずは今度の1枚、順番どおりに測りながらかけてみてください。思ったより短くて、少し驚くはずです。
シャツ選びから見直したい方は、こちらもどうぞ。








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