✓ VALAADO(バラード)ってどんなブランド?
✓ BAG TW TWILL TROUSERSのサイズ感、高身長でも合う?
✓ ウールツイルの履き心地と、どこで買えるかを知りたい
「VALAADO」の「BAG TW TWILL TROUSERS」は、きれいめなのにラクして履ける、大人の”勝負スラックス”でした。182cmの僕は46サイズで、ちょうどいいきれいめワイドに収まりました。
安いパンツではないですが、長く付き合える1本を探している人には候補に入りやすいと思います。
この記事では、44,000円のこのスラックスを実際に買った182cmの僕が、46サイズの実寸・着用感、ウールツイルの質感、看板モデル「TEN」との違い、どこで買えるかまで、写真付きで本音で解説します。

このスラックスを履くことでコーデが1ランク底上げされたような感覚になりました!
読み終える頃には、VALAADOがあなたの”長く履ける1本”の候補になるか、はっきり判断できるはずです。スラックス選びのヒントになれば嬉しいです。
182cm/71kg/26歳メカエンジニアのToyaです。高身長だと「丈が足りない・きれいめが似合わない」と悩みがち。この記事は、実際に購入して履いている182cm目線でまとめています。
この記事を書いた人
✓本職はメカエンジニア|服も“理屈”で考える
✓6年間で総額300万円を服に投資してきた
✓X・Instagramで“ちょうどいい”服選びを発信
VALAADO(バラード)ってどんなブランド?

まず「VALAADOって聞いたことないかも」という人向けに、軽くブランドの背景から。
「VALAADO」(バラード)は、デザイナーの大脇幹裕(おおわき みきひろ)さんが2021年に立ち上げた、メンズのパンツ(トラウザーズ)専門の日本のブランド(ドメスティックブランド)です。
面白いのが大脇さんの経歴。
大手アパレルのオンワード樫山でパタンナー(型紙を引く人)として腕を磨いたあと、舞台衣装の世界でも活躍してきた方なんです。
激しく動くダンサーの衣装を作ってきた経験が、「動いてもきれいで、ラクなパンツ」という今のものづくりにつながっています。

パタンナーを経験された方のパンツ専門ブランドと、聞くだけで期待してしまいますね
最大の特徴は「脚をきれいに見せる」設計
VALAADOがすごいのは、そのパターン(型紙)技術です。
メンズの伝統的な「平面製図」の端正な直線と、レディースの「立体裁断」の体に沿うフィット感。
この2つを融合させた独自の作り方をしています。
大脇さんはパンツを、飾りではなく「脚を美しく見せる道具」と言い切っているそう。
実際「補正下着みたいに脚をスタイルアップさせる」と評されるほどです。

高いパンツと安いパンツは素材以上にこのパターンに差があると感じています
ほんとに奥が深いんですよね
約70工程・パンツ専業工場の本気の仕立て
VALAADOのパンツは、国内のパンツ専業工場で約70もの工程をかけて仕立てられています。
腰回りをしっかり支える「中綿入りのオリジナルマーベルト」や、股の裏を補強する布。
本格的なドレスパンツのディテールが詰まっています。

私の本職の設計でも「神は細部に宿る」という言葉が使われますが、
まさにこのパンツにふさわしい言葉だなと感じました
それほどまでに内側のディテールも作りこまれています
ブランドコンセプトは「温故知新のエレガント」。
クラシックを大事にしつつ、今の暮らしに合う機能を足す、という考え方です。
ちなみに「VALAADO」という名前は意味のない造語で、「先入観なくモノそのものを見てほしい」という姿勢の表れだそうです。
BAG TW TWILL TROUSERSの概要・スペック
今回レビューするのは、VALAADOの中の「BAG」というラインの1本です。

- ブランド:VALAADO(バラード)/品番 BAG-WT-002-4
- モデル:BAG TW TWILL TROUSERS
- カラー:ブラック
- 素材:ウール 50%/ポリエステル 50%(ツイル織り)
- 原産国:日本製(MADE IN JAPAN)
- 価格:44,000円(税込)
- 購入場所:iCONS(仙台のセレクトショップ・実店舗)
価格について補足を。僕の購入価格は44,000円(仙台「iCONS」の実店舗)でした。通販ではカラーや価格が異なる場合があるので、最新の値段は各ショップで確認してみてください。


「BAG」は、ウエスト周りはノータックですっきり、そこから裾に向けてわずかに広がる(=きれいめワイド)のシルエットです。
商品名に”テーパード”的な響きがありますが、実物はワイド寄り。
きれいめに穿けるワイドパンツ、という立ち位置です。
看板モデル「TEN」と「BAG」は何が違う?
VALAADOを調べると「TEN」という名前をよく見ると思います。ここを整理しておきます。
- TEN:ブランドの原点。縦ラインを強調する、まっすぐ(ストレート)のシルエット
- BAG:今回の1本。裾に向けてわずかに広がる、ワイド(バギー)のシルエット
ざっくり言うと、きれいめで王道なら「TEN」、今っぽいワイドなら「BAG」という選び方になります。
高身長でワイドに挑戦したい人や、足元にボリュームのある靴を合わせたい人には、BAGが合わせやすいと思います。
182cmが履いたサイズ感(46サイズの実寸つき)
ここが一番知りたいところですよね。182cm・71kg・普段XLの僕が、46サイズを選びました。

- 総丈:109cm/股下:77cm
- ウエスト:82cm/股上:32cm
- わたり:34cm/裾幅:33cm
ハイウエストで履くと、足元でワンクッションするくらいの丈感でした。
ウエストは少しゆとりはあるけれど落ちてこない、ちょうどいいベスト(ここは体型によると思います)。
そしてワイドパンツの良さで、とにかく動きやすい。1日歩いたり座ったりしましたが、パンツが突っ張る感覚はありませんでした。

横から見てもパンツのきれいなシルエットが出ているのがわかります。
特に注目したいのが、お尻まわりのライン。
ヒップの一番広い部分からストレートに落ちるのではなく、わずかにシェイプしてからストレートが続く仕様です。
そのおかげで、自然なフォルムを残しつつ、パンツによる補正効果をしっかり出せています。

着画で側面を見た時、徹底的にこだわり抜かれたパンツだと感じました
ワイドシルエットも相まって「誰が履いてもスタイルアップできるパンツ」というのがこのパンツにふさわしい称号だと思います!
ほかのパンツやシャツの実寸も、182cmの実測でまとめています。サイズ選びの参考にどうぞ。

ウールツイルの素材感・イージーケア・センタープレス

素材はウール50%×ポリエステル50%のツイル織り。
ウールの上品さがありつつ、ポリ混なのでシワになりにくく、扱いやすい素材です。
「ウール50%ならちょっと安っぽいのでは?」と思うかもしれませんが、全然そんなことはありませんでした。
ショップ店員さん曰く、ポリエステルにもランクがあって、これはかなりレベルの高いものが使われているそう。
おかげで安っぽさはなく、肌触りも気持ちいい。
ウールの高級感とポリエステルの肌触りの良さ、その両取りになっています。
そしてVALAADOらしいのが、センタープレス(折り目)が消えない特殊加工。

1日穿いても折り目が残るので、夕方になっても”だらしなく”なりにくいんです。

センタープレスの内側は接着剤のようなもので接着しているようでした
これがセンタープレスが消えない特殊加工の秘密だと思います!
フロントは「前カン+天狗ボタン」のダブル仕様で、お腹周りがフラットに保たれます。こういう本格ドレスパンツのディテールが、きれいさを底上げしてくれます。

自宅で洗えるイージーケアも嬉しい
店員さんによると、このパンツは自宅の洗濯機で洗ってOKとのこと。教わった洗い方はこうです。
- 折り目に沿ってたたみ、くるっと丸めて洗濯ネットへ入れる
- 洗濯コースは普通のままでOK
- 洗ったらピンチハンガーで「逆さ吊り」にして干す
逆さ吊りにすると、パンツ自体の重みでシワが伸びるので、干すだけできれいになるそうです(アイロンをかける時はあて布が必要)。
このクオリティのパンツが一般的なイージーケアでいけるのは、「履いたあとが面倒…」という気後れがなくて、すごくありがたいポイントだと思います。
きれいめワイドの着こなし・コーデ例
きれいめワイドなので、合わせ方の幅が広いです。
靴はだいたい「ドクターマーチン」の3ホールか、「HOKA」のクリフトン10。
どちらも黒にして下半身の黒い面積を増やすと、足長効果でさらにスタイルアップします(とはいえ、このパンツは履くだけでスタイルアップできるんですけどね)。
ここからは、カジュアルからかっちりまで、振れ幅を順番に紹介します。

まずは一番シンプルに、黒T × VALAADOのBAGコーデ。
シンプルなのに、シンプルすぎない。
パンツを主役にすることで、平凡になりがちな夏コーデでもしっかり差別化できます。

肩の力を抜きたい日は、白シャツ羽織り × VALAADOのBAG。
夏でもシンプルになりすぎないことを狙ったコーデです。
全体はモノトーンですが、羽織りの内側を黒でつなげると、のっぺりせずにまとまります。

春なら、青シャツ羽織り × VALAADOのBAG。
青と白を足して、さわやかな春をイメージしました。羽織りで抜け感を出すと、今っぽいレイヤードになります。

きれいめに寄せるなら、白シャツ × VALAADOのBAGコーデ。
トップスは「Graphpaper」の白シャツ。
上下とも決して安くはないアイテムですが、どちらも「シンプルだけど個性がある」もの同士。あえてシンプルに合わせるだけで、ちゃんと雰囲気が出ます。

さらにジャケットを足して、白シャツ+ジャケット × VALAADOのBAG。
ベーシックな秋の着こなしです。シャツを着てジャケットを羽織るだけ。
上半身はジャストめで、シャツは着丈長め。
高身長×このパンツだからこそ、着丈の長いシャツでものっぺりしません。
ストンと落ちるシルエットで上下が地続きにつながり、おしゃれな印象になります。

いちばんかっちりさせるなら、シャツ+ジャケット+ネクタイ × VALAADOのBAG(タックイン)。
タックインでスタイルアップさせつつ、上半身を上品でかっちりした雰囲気にまとめています。
きれいめが必要な日にも対応できる1本です。
1着履いて感じた「良かった点」3つ
各章で触れたとおりですが、実際に1日履いてみて特に良かったのは次の3点です。

「シルエット・素材感・手入れのラクさ」が高い次元でそろっているのが、このパンツを”長く使える1本”だと感じた理由です。
正直に言う「気になった点」
良いことばかりだと逆に信用できないので、正直に。
とはいえ最近は、物価高の影響でドメスティックブランドも軒並み値上がりしています。
6万・7万円のパンツも珍しくなくなってきました。
そんな中で、4万円台で国産ブランドのこのクオリティを履けるのは、むしろかなり良心的だと思います。
海外のハイブランドと比べると、ドメスティックブランドはコスパの面で大きく勝っていると感じます。
向いている人/向いていない人
▼ 向いている人
- 長く履ける”良いスラックス”を1本持ちたい人
- きれいめワイドで脚をきれいに見せたい高身長の人
- 手入れがラクで、休日も仕事帰りも使える1本がほしい人
▼ 向いていない人
VALAADO BAG TW TWILL TROUSERSはどこで買える?
- 実店舗で試着したいなら:僕が買った仙台の「iCONS」など、取り扱いのあるセレクトショップ。サイズ選びは試着がいちばん安心です
- オンラインで探すなら:「INCENSE(インセンス)」などの通販でも取り扱いがあります(下にリンクを置いておきます)
- そのほか:VALAADO公式オンラインストアや International Gallery BEAMS などでも展開されています
カラーや価格、在庫はお店・時期によって変わるので、購入前に各ショップで確認してみてください。
まとめ|長く履けるきれいめワイドを探しているなら
VALAADOの「BAG TW TWILL TROUSERS」は、きれいめなのにラクで、長く付き合えるスラックスでした。
182cmの僕には46サイズがちょうどよく、丈の悩みも出ませんでした。
価格は安くないですが、その分の仕立てと”脚をきれいに見せる設計”が詰まっています。
「とりあえずの安いパンツ」を卒業して、大人の1本を探している人には、候補に入れてほしい1着です。
高身長のパンツ丈の悩みについては、こちらの記事もあわせてどうぞ。




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