✓ 9月はまだ暑い。秋服にいつ切り替える?
✓ 重ね着すると袖と丈が足りなくなる
✓ 高身長の秋コーデの実例をたくさん見たい
秋の服は「季節」ではなく気温で決めると一気にラクになります。9月・10月・11月は、同じ秋でも日中の気温が10.8℃も違うからです。「秋っぽい服」で選ぶと、暑すぎるか寒すぎるかのどちらかになります。
この記事では、182cmの私が9月・10月・11月に実際に着た24コーデを、気温別に紹介します。真似できるようにアイテムの一覧つきです。ネクタイの合わせ方、1枚ずつ足す組み立て方まで実例で解説しました。

「秋服」を買い足すのをやめて、気温で選び直したら手持ちだけで回るようになりました!
読み終える頃には、明日の予報を見て何を着るか決められるようになっているはずです。あなたの「秋の服選び」のヒントになれば嬉しいです。
この記事を書いた人
✓本職はメカエンジニア|服も“理屈”で考える
✓6年間で総額300万円を服に注ぎ込んできた
✓X・Instagramで“ちょうどいい”服選びを発信
本記事の気温は気象庁の平年値(東京・1991〜2020年)を使い、日較差は同データから算出しました。
- 【結論早見表】9月・10月・11月に着るもの
- 【気温別】182cmの秋コーデ実例|9月・10月・11月
- 一番簡単におしゃれに見える組み合わせ|シャツ+ネクタイ+ニットorスウェット
- 秋は「足し算」の季節|同じ服に1枚ずつ足していく
- 高身長のNG秋コーデ|丈が短いアウターは「前を閉める」で解決
- 【アウター別】高身長に似合う秋アウターと、丈が合わないアウター
- 秋の服選びが一年で一番むずかしい理由
- 秋は素材で決まる|ただし9月だけは「色」で出す
- 秋の色|秋色に、こだわりすぎなくていい
- 春服と秋服は分けなくていい|5月の服は10月に着る
- 本文のコーデで使った秋アイテム6選
- よくある質問(FAQ)
- まとめ|秋は「気温で選んで、1枚ずつ足す」だけ
- あわせて読みたい
【結論早見表】9月・10月・11月に着るもの
先に全体像だけお見せします。東京の平年値をもとにした、月ごとの目安です。
9月と11月で、日中の気温は10.8℃違います。なんなら9月と11月の日中と朝は23.6℃の幅があるんですよね。
半袖からコートまで必要になる季節。夏や冬とはこの気温差に違いがあります。
そのため今回はコーデを月別に組んでみました!
ぜひ気温に合わせて参考にしてみてください!
【気温別】182cmの秋コーデ実例|9月・10月・11月

ここからが本題です。月ごとに、実際に着たコーデを並べていきます。
9月(日中30℃・朝晩22℃)|まだ夏。1枚の形と色で秋に寄せる
気温を見ると9月は秋じゃありません。ほぼ夏です。
なので9月は、トップス1枚のまま「色」で秋に寄せるのが現実的だと思っています。

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パンツ:soerte ルーズシルエットデニム(約9,900円)
ベルト:ユニクロ
小物:CITEN カラバリパファートート(約4,500円)
靴:adidas SAMBA(約15,000円)
パンツ:VALAADO BAG(サイズ46・44,000円)
小物:CITEN カラバリパファートート(約4,500円)・New Era Tropical Hat メタルピン ブラック(約6,300円)
靴:adidas SAMBA(約15,000円)
パンツ:CALLNE 裏起毛ワイドストレートスウェットパンツ(L・約6,000円)
小物:ADAPTART ニュースペーパーバッグ・白キャップ
靴:New Balance 2002R(約20,000円)
01と02は、上半身がほぼ夏物です。
Tシャツをシャツに変更して捲らずに着ることや、パンツを重たい色にするだけで、「夏コーデ」には見えにくくなります。
03は柄で季節を先取りするパターン。グレーの分量が多いと、白T1枚より秋っぽく見えるんですよね。
また足元は白っぽい靴で、「New Balance」の「2002R」にするとグレーと相性がいいです。

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アウター:古着ジャケット/パンツ:soerte ルーズシルエットデニム(約9,900円)
ベルト:MARTIN FAIZEY(サイズ32・1.25インチ・約27,500円)
靴:サイドゴアブーツ(約13,000円)
パンツ:VALAADO BAG(サイズ46・44,000円)
小物:ユニクロ ベルト・New Era Tropical Hat メタルピン ブラック(約6,300円)
靴:HOKA クリフトン10(約18,000円)
9月下旬、朝晩が20℃を切り始めたら羽織りの出番です。
ポイントは、インナーを半袖のままにしておくこと。日中に暑くなったら脱いで、肩掛けかバッグに入れます。
いちばん手軽な羽織りは05のシャツです。畳んでも軽いので、持ち歩きが苦になりません。

シャツは1枚でも羽織りでも使える万能アイテムです!
年齢的にも長く使えるアイテムなのでいいものを買うのがいいでしょう。
おすすめは「Graphpaper」のシャツです!
コーデ01・02・11で着ているのが、その「Graphpaper」のシャツです。
28,600円が高いか安いかは、別記事で正直に書きました。買う前にどうぞ。

10月(日中22℃・朝晩15℃)|羽織りの本番
10月に入ると、ようやく秋らしくなります。
日中22.0℃、朝晩14.8℃。羽織りが「持ち歩くもの」から「着るもの」に変わる月です。
高身長にとっては、ここからが本番でもあります。

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ネクタイ:Yves Saint Laurent(古着)/アウター:古着ジャケット(ベージュ)
パンツ:soerte ルーズシルエットデニム(約9,900円)
ベルト:MARTIN FAIZEY(サイズ32・1.25インチ・約27,500円)
小物:白キャップ/靴:サイドゴアブーツ(約13,000円)
ネクタイ:Yves Saint Laurent(古着)
ジャケット:UNITED TOKYO ダブルクロスアシメジャケット(サイズ2・約26,000円)
パンツ:SUBLATIONS 2TUCK WIDE DENIM PANTS -ENTASIS Mk-Ⅱ(サイズ2・33,000円)
ベルト:MARTIN FAIZEY(サイズ32・1.25インチ・約27,500円)
小物:CITEN カラバリパファートート(約4,500円)・白キャップ
靴:New Balance 2002R(約20,000円)
ネクタイ:Yves Saint Laurent(古着)
ジャケット:UNITED TOKYO ダブルクロスアシメジャケット(サイズ2・約26,000円)
パンツ:soerte ルーズシルエットデニム(約9,900円)
小物:New Era Tropical Hat メタルピン ブラック(約6,300円)
靴:サイドゴアブーツ(約13,000円)
3つとも中身は同じ、シャツ+ネクタイです。
上に羽織るジャケットと小物、パンツを替えるだけで、印象がここまで変わります。ラフなネクタイを1本足すと、古着ジャケットが仕事着に見えなくなるんですよね。
この組み合わせの作り方は、次の章で詳しく書きます。
08で使っている「New Era」の「Tropical Hat」は、キャップより秋冬の重さに合う帽子です。

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アウター:BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS アウターシャツ(L・古着)
パンツ:SUBLATIONS 2TUCK WIDE DENIM PANTS -ENTASIS Mk-Ⅱ(サイズ2・33,000円)
小物:CITEN カラバリパファートート(約4,500円)
靴:New Balance 2002R(約20,000円)
日中22℃なら、ニットに薄いシャツを重ねる程度で足ります。
編み目の粗いローゲージニットは、それだけで主役になれます。10月のいちばん楽な着方だと思います。

1枚あると冬まで使える便利アイテムです!
11月(日中17℃・朝晩9℃)|アウター解禁。高身長がいちばん映える月
11月は、日中16.7℃・朝晩8.8℃。
コートを出す月です。そして高身長にとっては、1年でいちばん有利な月だと思っています。
ロング丈のアウターって、やっぱり一番似合うのは高身長だと思うんですよね。でも逆に短丈も似合ってしまいます。。
なのでロング丈と短丈の両方を取り入れていくとコーデに幅をもたせることができます。

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シャツ:Brooks Brothers ノンアイロンシャツ(古着)/ネクタイ:Yves Saint Laurent(古着)
パンツ:SUBLATIONS 2TUCK WIDE DENIM PANTS -ENTASIS Mk-Ⅱ(サイズ2・33,000円)
ベルト:MARTIN FAIZEY(サイズ32・1.25インチ・約27,500円)
小物:CITEN カラバリパファートート(約4,500円)・白キャップ/靴:adidas SAMBA(約15,000円)
シャツ:Graphpaper High Count Regular Collar Round Cut Oversized Shirt(サイズ1・28,600円)
パンツ:SUBLATIONS 2TUCK WIDE DENIM PANTS -ENTASIS Mk-Ⅱ(サイズ2・33,000円)
靴:adidas SAMBA(約15,000円)
10のトレンチは、前を開けて着ると縦のラインが1本通ります。「身長がないと丈が余る」アイテムの代表格です。ひざ下ぐらいまであるロング丈のコートがなお良いですね。
11は短丈ブルゾンの応用例。下のシャツを長めに出して、丈の差を作っています。
短丈アウターは着こなしに注意点があるので、対策はNG章で写真つきで説明しますね。
コーデ10やほかのコーデの腰元は「MARTIN FAIZEY」のレザーベルトです。
金のバックルが、暗い色の多い秋コーデの差し色になってくれます。ベルトは面積が小さいので、金でもやりすぎ感が出ないんですよね。
このベルトはサイズ選びに少しコツがあります。革が緩む前提で選ばないと、1年後に穴が合わなくなるんですよね。マーティンフェイジーのベルトを182cmがレビューした記事で、W32を選んだ理由と実測値(全長100cm・幅3.2cm)をまとめています。

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パンツ:SUBLATIONS 2TUCK WIDE DENIM PANTS -ENTASIS Mk-Ⅱ(サイズ2・33,000円)
小物:ADAPTART ニュースペーパーバッグ
靴:New Balance 2002R(約20,000円)
日中17℃までは、タートル1枚で足ります。首が詰まる分、1枚でも寂しく見えないんですよね。
朝晩や11月末はダウンを重ねるだけ。同じタートルが真冬手前まで対応します。
この「足すだけ」の考え方は、あとの章でまとめて解説しますね。

ダウンはまだ早いかもしれませんが、寒い日はどんどん着ていきましょう!
一番簡単におしゃれに見える組み合わせ|シャツ+ネクタイ+ニットorスウェット

気温別で何度も出てきた組み合わせ、気づきましたか?
シャツにネクタイ、その上にニットかスウェット。私が秋にいちばん頼っている形です。
難しい技術が何もいらないのに、手抜きに見えない。ここがこの組み合わせの強みです。

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パンツ:SUBLATIONS 2TUCK WIDE DENIM PANTS -ENTASIS Mk-Ⅱ(サイズ2・33,000円)
靴:New Balance 2002R(約20,000円)
パンツ:CALLNE 裏起毛ワイドストレートスウェットパンツ(L・約6,000円)
小物:ADAPTART ニュースペーパーバッグ・白キャップ
パンツ:CALLNE 裏起毛ワイドストレートスウェットパンツ(L・約6,000円)
靴:New Balance 2002R(約20,000円)
左からニット版、スウェット版、上下ミックス。中身はまったく同じ、シャツ+ネクタイです。
ポイントは3つだけです。
ネクタイは古着で十分です。私のは「Yves Saint Laurent」のシルクタイで、セカンドストリートで見つけました。
ブランド物でも中古なら安い。むしろ少しレトロな柄のほうが、私服には合うと思っています。
上をきれいめに固めた分、下はスウェットパンツで思い切り崩す。この振り幅も、ネクタイが軸にあるから成立します。
首元のレイヤードには、実は「何cm」という決まった数字がありません。
代わりの共通ルールが「重ねるもの同士でネックラインの形を変える」。襟付きシャツ×丸首ニットは、まさにその王道です。
秋は「足し算」の季節|同じ服に1枚ずつ足していく

ここまでのコーデ、実は仕組みは1つだけです。
ベースの1着に、寒くなった分だけ1枚ずつ足していく。夏はTシャツ1枚で完結してしまうので、この遊びができません。
目安の数字もあります。薄手のニット1枚で約1.5℃分、アウター1枚で約3℃分。服の断熱性の研究で使われている換算です。
気温が3℃下がったら1枚足す。それだけで秋の服選びは回ります。

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パンツも靴も帽子も、3枚とも同じです。変えたのは上の1枚だけ。

11月はトレンチコートだけではやや寒いかもしれません。。。
その時は内側をニットやスウェットにして調整していきましょう。
「秋服を揃える」というと大ごとに聞こえますが、実際に必要なのは足す用の2〜3枚なんですよね。
この3枚で通した「HOKA」の「クリフトン10」は、ボリュームがあるので秋冬の重い服に負けません。

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21だけ毛色が違って、これは「寒さの足し算」ではなく「見た目の足し算」です。
黒のトートと、スウェットの首元から出した白シャツ。気温が変わらなくても印象は変えられる、ということですね。
足元の「adidas」の「SAMBA」は、細身なのでスウェットの緩さを引き締めてくれます。
高身長のNG秋コーデ|丈が短いアウターは「前を閉める」で解決
秋がやっかいなのは、着る枚数が増えることです。
夏はTシャツ1枚。サイズが合わないアイテムは1つだけでした。秋はインナー・ニット・アウターの3枚。丈が合わない可能性が単純に3倍になるわけです。

182cmだと、普通のアウターが「短め」になりがちです。
同じ服でも172cmの人が着ればちょうどいい丈のはず。悪いのは服ではなく、丈と着方の組み合わせなんですよね。
短丈アウターの選択肢は2つあります。
中途半端が一番よくない、ということです。
ちなみに、コーデ11のようにあえて短丈から裾を出す着方もあります。
こなれ感は出るのですが、着丈とレイヤードのバランス、裾を絞らないことなど、条件がいくつも揃わないと決まりません。応用編として考えるのが良さそうです。
ちなみにネットの重ね着解説は「着丈差3cm以内」派と「5〜10cm」派で割れています。
182cmで試した実感では、アウターが短いほど差を大きく取るのが正解でした。
もう1つの高身長あるあるが「袖が短い」。こちらは直しようがないので、買うときに袖丈を最優先で確認しています。
パンツの丈で悩んでいる方は、こちらもどうぞ。

【アウター別】高身長に似合う秋アウターと、丈が合わないアウター

秋アウターを、182cmで着た印象で分けてみます。
一方で、着こなしの難易度が上がるアウターもあります。
ただ、これは「似合わない」という意味ではありません。むしろおしゃれな人ほど、こういうアイテムをかっこよく着ています。
高身長との相性自体は良いんです。ひと手間だけ必要、という話ですね。
唯一、諦めたほうがいいのは「袖が短い」アウター
逆に、テクニックでどうにもならないものが1つだけあります。
肩幅も身幅もちょうどいいのに、袖だけ足りない。182cmだと本当によく起きます。
ここは潔く諦めるのが正解だと思っています。買っても結局着なくなるので。
だから私は、アウターを買うときは袖丈から確認します。実測しておいた数字がこちらです。
面白いのは、トレンチがMサイズだということです。
「UNIQLO U」はもともと大きめの設計なので、182cmでもMで着丈113cm・袖60cmが確保できました。
ライン名で選ぶと、サイズ表記の常識が変わる例です。
逆に袖はどれも60cm前後で頭打ち。高身長のアウター選びは、着丈より袖丈がボトルネックになりやすいんですね。
サイズの探し方そのものに困っている方は、こちらもどうぞ。

秋の服選びが一年で一番むずかしい理由

ここで少しだけ、理屈の話をさせてください。
「秋は寒暖差が大きいから難しい」とよく言われます。でも、これは正確ではないんです。
東京の月別の日較差を、気象庁のデータから計算してみました。
9月と10月は、1年でいちばん寒暖差が小さい月でした。
じゃあ、なぜ秋は難しいと感じるんでしょうか。
理由|服が最も激しく変わるのが10〜20℃台だから
気温別の服装ガイドをいくつか比べて、気づいたことがあります。
気温の区切り方が、まったく均等じゃないんです。
つまり、こういうことです。
服が最も激しく変わるのは10〜20℃台。東京でいえば10月下旬から11月、まさに秋の真ん中です。
夏と冬は「それしか着られない」から迷いません。迷うのは選択肢が多い秋なんですね。
同じ10℃の差でも、意味がまったく違う
もう少しだけ、面白い話があります。
34℃から26℃に下がっても、着るものは変わりません。「すごく暑い」が「暑い」になるだけです。
でも15℃から5℃に下がると、羽織り1枚からコート+マフラーまで、2〜3段階も変わります。
同じ10℃でも、引き出しを0回開けるか5回開けるか。
服という道具は、寒さに向かってしか動かせないんですよね。暑さには汗という自前の機能がありますが、寒さには着るしか手がない。
ちなみに人の肌には、あたたかさを感じるセンサーより冷たさを感じるセンサーが約29倍多いそうです。寒さのほうを敏感に感じるようにできているんですね。
だから「3℃下がったら1枚足す」が効くわけです。足し算は、体の仕組みに合った戦い方なんです。
秋は素材で決まる|ただし9月だけは「色」で出す
秋らしさをどう作るか。答えは色と素材の2つです。
ただ、この2つは使いどきが違います。
9月はまだ30℃あるので、ウールもコーデュロイも着られません。だから9月は素材ではなく色で秋にするのが現実的なんですね。
秋素材はいつから着られるか
ニットは「編み目の粗さ」で選ぶ

写真のようなローゲージニットは、厚みが出て体型をカバーしやすいです。
安見えと高見えは「テカリと艶」で分かれる
秋物で安っぽく見える原因は、だいたい光り方です。
強い光沢=テカリはスポーツウェアっぽく見えます。逆に、スウェードやベロアの控えめな艶は高く見える。テカリはNG、艶はOKです。
あと毛玉ですね。アクリルやポリエステルの混紡は毛玉が残りやすいので、秋物では気にしています。
秋の色|秋色に、こだわりすぎなくていい

秋色といえばブラウン、ベージュ、カーキあたりです。
秋を意識してベージュやカーキを入れるのは、とてもいいと思います。コーデ06のベージュジャケットが、まさにそれです。
ただ、現実問題として、色を増やすと服が増えます。服が増えると、お金もかかる。
だから私は、色ではなく気温で服を選んでいます。秋色は「あれば良し」くらいの距離感です。

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シャツ:Polo Ralph Lauren “YARMOUTH”オックスフォードボタンダウンシャツ(古着)/ニット:ZARA ダメージニット
小物:ADAPTART ニュースペーパーバッグ・白キャップ
靴:New Balance 2002R(約20,000円)
「ZARA」のデニムカーゴ。青は春らしい色ですが、気温的には秋でも問題ありません。
理想を言えばベージュのカーゴです。ただ、手持ちの1本でコーデの幅を広げるのも、十分に正解だと思っています。
秋色を入れる日の目安は「ベース7割・まとめ役2.5割・差し色0.5割」という昔からの型が使えます。秋色はまとめ役か差し色に置くと、ちょうどよく収まります。

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シャツ:Polo Ralph Lauren “YARMOUTH”オックスフォードボタンダウンシャツ(古着)
パンツ:VALAADO BAG(サイズ46・44,000円)
小物:CITEN カラバリパファートート(約4,500円)・New Era Tropical Hat メタルピン ブラック(約6,300円)
靴:HOKA クリフトン10(約18,000円)
そしてモノトーンは、年中使える組み合わせです。秋に着ても、もちろん様になります。
白シャツ×黒のダメージニットのレイヤード。色は夏と同じでも、編み目と重なりが季節を伝えてくれるんですね。
ブラウンが顔に合わない方は、この方向のほうがラクだと思います。
ちなみに2026年秋のトレンドはブラウンとミリタリーグリーン。とはいえブラウンは毎年出てくる色なので、追わなくても困りません。
春服と秋服は分けなくていい|5月の服は10月に着る
最後に、個人的にいちばん言いたいことを書かせてください。
秋服って、そんなに買い足さなくていいと思うんです。春に着ていた服が、そのまま使えるからです。
5月と10月は、ほぼ同じ気温だった
平均で0.8℃差。しかも朝の気温は、10月のほうが0.2℃高いんです。
4月と11月も1.8℃差でした。5月の服は10月に、4月の服は11月に着られるということですね。

実はこの写真、6月に撮ったものです。「Polo Ralph Lauren」のニット。
でも「秋コーデ」と言われても違和感がないと思います。それくらい、春と秋の服は同じなんです。
分けるのは色と素材だけ。型は兼用でいい

春服と秋服の違いを解説した記事を、8本ほど読みました。
挙げられていた違いは、色・素材・柄・透け感の4つだけ。シルエットを違いに挙げた記事は1本もありませんでした。つまり、型は同じでいいということです。
高身長にとって、これは大きいと思います。丈が合う服を見つけるのが大変なんですから、見つけた1着は2シーズン使いたいですよね。
ちなみに「合服(あいふく)」という日本語があります。寒暑の合間、春と秋に着る服という意味。節約術ではなく、もともと日本にあった考え方なんです。
反対意見も正直に書いておきます。
プロのスタイリストには「同じ18度でも春と秋の風景はまったく違う」という声があります。
実際、日照時間は5月と10月で50時間違います。「春は明るい色・秋は暗い色」には根拠があるんですね。
ただ、反対意見はどれも「見え方」の話で、機能面で否定している人はいませんでした。だから私の結論はこうです。型は兼用、色と素材だけ秋に寄せる。
夏の考え方は、こちらにまとめています。

本文のコーデで使った秋アイテム6選
今回のコーデで特に働いた6点を紹介します。
見てのとおり、半分は古着です。秋物は面積が大きいぶん値も張るので、古着との相性がいいんですよね。
ネクタイの選び方だけ補足させてください。
私はネクタイこそブランド物を選ぶようにしています。中古なら安いからです。
新品だと数万円のシルクタイが、古着なら数千円以下。色柄を幅広く揃えても、大した出費になりません。
よくある質問(FAQ)
Q. 秋服はいつから着ればいいですか?
目安は最高気温が25℃を下回るころです。日本気象協会をはじめ、複数の媒体がこの線を挙げていました。
ただ近年はズレています。最後の夏日は2024年が10月24日、2025年が10月18日でした。
平年なら9月末で終わるはずなので、3〜4週間うしろにずれている計算です。
Q. アウターはいつから出しますか?
ジャケット類は最高20℃前後、10月中旬あたりから。コートは10〜15℃、11月に入ってからが目安です。
東京の平年値だと、10月20日が21.2℃、11月20日が15.8℃。この目安と合っています。
Q. ネクタイを私服に使うのは変じゃないですか?
ニットやスウェットの下に入れる分には、仕事着には見えないと思います。見えるのが首元の三角だけだからです。
不安なら、光沢の少ないウールタイやレトロ柄の古着タイから試すのがおすすめです。
Q. 高身長でニットの袖が短いときは?
袖丈は直しにくいので、買うときに長めを選ぶしかないと思っています。
応急処置としては、袖を少しまくって「意図的に出している」形にすると、粗が目立ちにくくなります。
Q. 秋に何着あれば足りますか?
春物が手元にあるなら、買い足すのはニット2枚とアウター2着くらいで回ると思います。
足し算の章で見たとおり、ベースは同じでいいので。羽織りものと厚手ニットさえあれば、あとは春の服で埋まります。
まとめ|秋は「気温で選んで、1枚ずつ足す」だけ
長くなったので、要点をまとめます。
秋の服選びが難しく感じるのは、気のせいじゃありませんでした。
服がいちばん激しく変わるのが10〜20℃台、つまり秋のど真ん中だからです。
でも裏を返せば、選択肢がいちばん多い季節ということでもあります。
そしてロング丈のアウターが着られるのは、高身長の特権なんですよね。今年の秋は、身長を武器にしてみてください。
あわせて読みたい
高身長コーデの全体像は、こちらにまとめています。

少ない服で1週間を回す方法は、こちらをどうぞ。




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